16世紀、ヨーロッパで宗教改革が吹き荒れると、カトリックの中から「対抗宗教改革」の動きが出てきた。中心となったのは、その宗教改革のさなかに創設されたイエズス会だった。軍隊制度に倣った厳しい規律と強い信念を備えたイエズス会の宣教師は、カトリック布教のため遠くアジアへもやってきた。