2018年のノーベル賞が次々に発表されている。例年喧噪を極める村上春樹氏の名前が聞かれないことで、ある種の安堵感を感じている。大江健三郎氏の受賞に辟易した記憶から、村上氏が噂になるだけで同様の感じを抱いてきたからである。