日本人の平均寿命が年々延伸している。大げさでなく「人生100年時代」が迫ってきている。長生きすることで心配になるのが、日常生活費が足らなくなることだ。公的年金だけではまかなえなくなることが予測されるだけに、自助努力の必要性が高まっている。と言っても、超低金利の時代には、預金などでの資産運用も難しい。現状の課題や求められる備えの方法などについて、第一生命経済研究所 政策研究部長の藤井邦幸氏に聞いた。