なぜオバマ政権はこの期に及んで「航行の自由」作戦に踏み込もうとしているのか。まず、米軍の「アジア回帰」を言ってきた手前、中国の独善的な南シナ海における現状変更の行動に忍耐の限界が来たといっていいだろう。しかし、それだけでないのは明らかだ。中国は米国の「虎の尾」を踏んでしまったのだ。