日本の経済政策を考える方々の中には、かつての欧米流の「新自由経済主義」(小さな政府)に近い価値観を米国の半周遅れで振りかざす方もいるが、今の日本は、もはや規制緩和や政府部門の民営化等を通じて市場に任せれば良い、といった状況ではなさそうだ。