勝ち負け抗争の発火点は1946年正月にトッパンのクイン植民地で起きた日の丸事件だった。日本人会長の家で日の丸を掲揚して新年会を祝っていた時に警官が踏み込み、日の丸を無理やりおろして持ち去り、署内で汚れた靴を拭ったという。真偽を確かめるために日高さんら7人が警察署に向かうと、そのまま逮捕され20日間も拘留された