アメリカでは「財政の崖」が話題になっているが、日本の財政を待ち受けている崖は、それよるはるかに大きく深い。日本経済はその崖に向かって転がり始めたブレーキの壊れた車のようなものだが、その中で与野党がそろって目先の痛みを避ける今回の選挙は、もしかすると日本が経済大国として迎える最後の総選挙になるかもしれない。