今後、この「ASEAN連結性支援」事業の進展により、ASEAN諸国間の結束とともに、日本のこの地域に対する政治的・経済的影響力は相当高まることになる。それが、南シナ海の領有権・海洋権益問題と共に、それと海続きである尖閣諸島領有を巡る日中間の主張の対立についても、解決に向けた新たな状況を開くことは確実だ。