やっと分かってきた。表情も言葉も元気がいいが、木下さんは疲れきっているのだ。取材記者である私を前に、元気そうに振る舞っているだけなのだ。無理もない。生まれ育った南相馬市をある日突然無理矢理追い出され、見知らぬ土地で子供2人を育てる生活が10カ月も続いているのだ。
「放射能いじめ」に傷つく親子
福島に帰れない生活で高まる孤立感と無力感
2012.2.9(木)
烏賀陽 弘道
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