クリスマス休暇明け27日のNY市場は全体的に模様眺めの雰囲気が強く、小幅な値動きに留まっている。依然として欧州に対する不安感が根強く、イタリア国債の利回りが7%を上回る水準で推移したこともあり、ユーロは上値の重い展開も見られた。23日時点のECBの翌日物預金残高も4118.1億ユーロと、今年最大だった22日時点の3469.9億ユーロを上回っている。銀行の資金の過不足は銀行間市場で貸借するが、貸し出せずに避難先としてECBに預けている証拠。依然として金融市場の信用不安は根強い。ただ、イタリア国債利回りも一時7%を割り込むなど上げを一服させたことから、ユーロの下押す動きも限定的となり、ユーロドルは1