23日のNY市場はクリスマス休暇で動意薄の中、ユーロの売りが優勢となった。この日発表なった米経済指標で個人消費は弱い内容だったものの、耐久財受注や新築住宅販売が底堅い内容だったことから、ドル買いの反応を見せている。一方で欧州懸念は依然として根強く、イタリア10年債利回りは警戒水準である7%を上回っている。ここ数日、パターン化しているロンドン時間にユーロは上昇するものの、NY時間に入ると戻り売りに押されるという展開がきょうも見られた。ユーロドルは1.30台後半から下げてきたが、一方で1.30を割り込む動きまでは見られていない。ここ数日、1.30割れの失敗も続いていることから、下値に慎重になっている