クレディ・スイスは、プライベート・バンキングを中核業務としているグローバルな金融機関です。世界中にいる全従業員の半分以上がプライベート・バンキングに従事しており、投資銀行部門、資産運用部門などすべてを有する総合金融機関でありながら、中核ビジネスがプライベート・バンキングというのは、世界でも稀な存在です。
クライアントの多くは経営者で、アントレプレナーズバンクとして経営者とそのご家族のためにライフステージに応じたさまざまなソリューションを提供しています。
しかし、ひとことで「経営者」といっても、そのステージは多岐にわたります。起業して間もない若い経営者、数十年の歴史を持つ企業の経営者、さらにはその後継者では、それぞれに異なったニーズがあり、求められるソリューションも違います。
たとえば、これから事業を大きく伸ばしていきたいという若い経営者なら、資金調達ニーズを満たすファイナンスや、M&Aのサポート等を行いますし、数十年の歴史を持つ企業のオーナー経営者で、次世代へのバトンタッチをお考えの場合は、事業承継や相続に関する相談をうけることもあります。
また、事業を引き継ぐ側になる次世代の経営者の場合は、先代から引き継いだ事業をさらに拡大・発展させるために、ご自身の知見と人脈を広げる支援も行います。
そのためクレディ・スイスでは、経営者のご子弟に対する教育プログラムにも注力しています。具体的には、20~30 代の次世代の方々に、金融やファミリーガバナンスに関する知識を身に付けていただくプログラムを世界各地で提供しています。このプログラムに参加すると、世界中の多様な次世代経営者に出会うことができ、ビジネスを展開していくうえで重要な人脈の形成にも役立ちます。
また、クレディ・スイスは世界中に拠点があり、各国のビジネス成功者とも太いネットワークがあります。こうしたお客様同士のコミュニケーションを促進するイベント等も定期的に開催しており、そこで新たなビジネスチャンスが生まれることもあります。
我々の使命は、お客様一人ひとりと対話を重ね、信頼関係を築きながらニーズにあったお手伝いをすることです。1856 年、クレディ・スイスはアルフレッド・エッシャーにより、アルプスを横断 する鉄道建設の資金を集めるために設立されました。
スイスがヨーロッパ内で孤立することを避けるために敢行されたこの大胆な試み は、起業家精神に満ちた挑戦でした。困難な道のりを乗り越え、鉄道建設を実行 した創業者の起業家精神は、今もクレディ・スイスに受け継がれています。
経営者とそのご家族のパートナーとして、アントレプレナーズバンクとして、クレディ・スイスは、これまで培ってきた専門知識、グローバルな視点、多彩なソリューションを結集し、クライアントの人生に寄り添う存在であり続けたいと考えています。