ついに香港で国家安全条例が可決されてしまった。この条例がどれほど香港と国際社会にとって悪影響をもたらすものかを改めて考えたい。 香港立法会は19日、基本法23条に基づく国家安全条例を全会一致の89票賛成で可決した。23日、李家超行政長官の署名によって発効する。 これは2020年6月に全人代によって可決された香港版国家安全法(香港国安法)に続く、香港の国家安全、治安維持を目的とした法律だ。香港国安法は中国の全人代という“エセ”立法機関が一方的に可決し、香港立法会はノータッチだった。 この香港国安法で、香港基本法第23条に基づき制定される国家安全条例(治安維持条例)を速やかに制定することが香港に要