3月4日から全国政治協商会議(全国政協)、5日から全国人民代表大会(全人代、人大)が開幕した。いわゆる「両会」(国会のようなもの)シーズンに突入した。 今年の両会は例年のように盛り上がっていない。中国国内でも事前報道はそんなに手厚くなかった。だが全人代についていえば、李強首相の初めての政府活動報告ということで、海外メディアはそれなりに注目していたと思う。 結果から言えば、李強の政府活動報告はほとんど新鮮味がなかった。重大戦略や安全能力建設のための特別国債発行を今年から数年にわたり行うという発表や、台湾問題に関して「和平統一のプロセス」という表現が「祖国統一の大事業推進」という表現に変わったこと