第4回「五節の舞姫」は、吉高由里子演じるまひろ(紫式部)が、柄本佑演じる三郎(藤原道長)と再会を果たすシーンからスタートする。まひろが自分の素性を初めて三郎に明かすという重要な回となった。 2人を引き合わせたのが「散楽」(さんがく)である。三郎が平安京の市中で行われている散楽を観に出かけたのが、まひろと再会を果たすきっかけとなった。その後も、散楽の鑑賞を理由にして、2人は落ち合おうとする。 この「散楽」とは一体、どんな芸能なのか。「散楽」の「散」には「雑多な」という意味があることからもわかるように、物真似や軽業・曲芸、奇術、幻術、人形まわし、踊りなど、内容は多岐にわたる。もはや何でもありだが、