2014年1月13日に台湾総統選挙が行われた。国民党の侯友宜氏と民進党の頼清徳氏の一騎打ちかと思われたが、第3党の台湾民衆党の柯文哲氏が25%を超える票を獲得。総統選出とはならなかったが、存在感を示した。 日本では、台湾民衆党や党首である柯文哲氏、そしてその政治的主張は大きく報道されない。柯文哲氏とは何者なのか、どのような政治思想を持つのか、今後も台湾民衆党は躍進を続けるのか──。台湾出身で、東京大学東洋文化研究所特任研究員を務める黄偉修氏に話を聞いた。(聞き手:関瑶子、ライター&ビデオクリエイター) 柯文哲氏の政界とのかかわりは、1994年の台北市長選挙から始まったと言われています。 民進党