NHK大河ドラマ『どうする家康』で、新しい歴史解釈を取り入れながらの演出が話題になっている。第47回「乱世の亡霊」では、大坂冬の陣ののち、大坂城の堀を埋めることで、徳川家と豊臣家の間に和睦が成立。しかし、豊臣方についた牢人たちはあくまでも戦を求めており……。今回の見どころについて、『なにかと人間くさい徳川将軍』の著者で偉人研究家の真山知幸氏が解説する。(JBpress編集部) 徳川家康がわずか2年で息子の秀忠に将軍の座を譲ったのは「これから将軍の座は徳川家で継いでいく」という姿勢をいち早く打ち出すためだった。家康が気を揉んだのが、豊臣秀吉の息子、豊臣秀頼の存在である。 互いにけん制しながら平和