「2024年問題」とは、物流・運送業界においてトラックドライバーの時間外労働の規制が強化されることなどにより、物流の停滞が懸念されている問題です。 2019年4月から段階的に施行された働き方改革関連法により改正された労働基準法では、時間外労働は月45時間、年間360時間と規定されました。大企業は2019年4月から、中小企業は2020年4月から適用されています。ただ、物流業界は「自動車運転業務」の特性上、年間960時間の上限制限が適用されます。2024年3月までは猶予期間ですが、2024年4月から実際に適用されます。 また、2024年4月から施行される改善基準告示の改正も重要です*1。これは労働基