秋の行楽シーズン。週末ともなると、東京、大阪、京都、箱根、伊勢志摩など各地の人気スポットに国内外の観光客があふれかえっている。 インバウンドは完全復活。9月の訪日客は218万人でコロナ前の水準に戻った。成田空港に到着した外国人にインタビューして追跡取材する人気番組には多彩な人物が登場し、意外な視点を紹介している。 そうしたなかで指摘されているのが、公共空間における「おもてなし」の一環であるトイレと喫煙所の問題である。日本人にとっても訪日客にとっても欠かせない施設だが、絶対数や機能が大きな課題を抱えているのだ。その実態を検証してみた。 まず、国際的な観光地である京都のトイレ事情を見てみよう。 京