10月18日火曜日の早朝に「来る」と言っていた仲本は9時を過ぎても10時になっても横浜の純歌のアパートに現れなかった。純歌は何度か仲本の携帯にかけてみたが留守電になるばかりで通じなかった。こんなことは初めてのことなので胸騒ぎがしていた。「西さん、仲本さんが来ないのよ。急に体調が悪くなったのか、事故にでも巻き込まれてしまったのか…」 純歌は夫婦ぐるみの付き合いで、何かと相談に乗ってもらっている西研一に電話をかけて事情を説明した。彼は目黒区自由が丘の生まれ育ちで、小中学校も地元に通っていた。その地域には仲本が暮らしていた自宅もあったし、居酒屋も経営していたので西は週に半分程度は深夜まで仲本に付き合
【仲本工事さん一周忌】今も残る不可解な「虐待」「ゴミ屋敷」報道の謎(4)
約束の時間に現れなかった仲本工事
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