足元で、サイバー攻撃の件数は増えています。 例えば、サイバー攻撃を仕掛けてくるデータ数に関するNICT(国立研究開発法人情報通信研究機構)の観測結果を見ると、NICTのセンサーが感知したサイバー攻撃関連の総通信数は、2017年の約1559億パケット(※パケットは通信の単位)から、2021年の約5180億パケットへと、この5年間で3倍以上に膨らんでいます。また、民間団体が行なったサイバー攻撃に関するアンケート調査では、大手企業の約34%が1カ月以内にサイバー攻撃を受けたことがあると回答しています。 中でも増加が目立つのがランサムウェア系です。 ランサムウェアとは、データを人質に「身代金(Rans