核融合の最近の進展は意外に知られていないかもしれない。 いま日・米・露・中・韓・印の6か国+1地域(EU)の国際協力で、核融合実験炉ITER(イーターと発音する)の建設がフランスで進んでいる。完成は2020年代後半で、2035年にはフルパワーとなる50万キロワットの熱出力を計画している。これは20万~25万キロワットの出力がある火力発電所と同じくらいの規模である。 つまり普通に見ている火力発電所並みの大きさの核融合炉がいよいよ誕生するわけだ。 ITERの建設コストは、2兆5000億円前後とされている。「こんなに高くて実用になるのか」という心配はごもっともである。 だがこれは、いくつもの方法を試
核融合は手の届くところにある、日本は大規模投資で技術開発を加速すべし
核融合版の「アポロ計画」を主導し地球温暖化を一気に解決せよ
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