8月1日、『毎日新聞』の一面のトップに「最低賃金値上げ30円以上」「物価高で過去最大 審議会決定へ」の記事。これは見出しだけで、なんの記事かわかる。 でその左側に「元理事別に1.5億円受領か」「AOKIスポンサー料と認識 五輪疑惑」の記事が併載されている。これもだいたいわかる。 かたや「30円」、もうひとつは「1.5億円」。この対比がなんとも皮肉だ。この対比の先には、5円10円の賃金の値上げに無関心ではいられない約2000万人の非正規労働者(雇用者の4割)がいて、もう一方にはそんな生活とは一生関係がない、少数の「上級国民」がいる。 結局、今年の最低賃金の値上げは31円で決着し、全国加重平均で9
1.5億円を受け取る「上級国民」、かたや賃上げは31円
毎年20円30円を議論していては、いつまでも生活は好転しない
Premium会員登録のご案内
Premium会員の特典
- プレミアム限定の記事配信
- プレミアム専用記事レイアウト
- 印刷に最適な画面提供