オランダの総選挙で反移民、反欧州連合(EU)を掲げる右翼の自由党は第1党となる勢いだ。4月と5月に投票を迎えるフランスの大統領選挙で、右翼の国民戦線(FN)のルペン候補への追い風になりかねない――。インテリを自認する人なら、こう言ってポピュリズム(大衆迎合主義)に眉を顰めるのが無難というものだろう。だがオランダ議会のなかで、欧州単一通貨ユーロからの離脱が真剣に議論されだしたとしたら、どうだろうか。
金融市場が注目し始めた「Frexit」の可能性
“ユーロへの不満”がもたらす日本への余波
2017.3.9(木)
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