ビジネスにデザイン思考を取り入れることは、以前から論じられており、新しい手法ではない。では、なぜいま再びコンサルティング分野で注目を浴びているのか。 取締役COOの淺見斉氏は「あらゆる業界の環境変動が激しくなっている昨今、多くの企業は持続的に成長している自社の未来像を予見することが困難になりつつあります。そこで、環境変動などの外部要因が読めないなかでも、市場・生活者に働きかけ、自社の望ましい未来像を描いていける能力が求められます。しかし、従来の思考の延長線上では、新たな未来像を生み出すことは困難です。必要なことは、たとえ粗削りなプロトタイプだとしても、“未来像を構想し、形にする”こと。すなわち