「良心」によって立つ人物を養成するという理念のもと、明治を代表する教育家・新島襄によって設立された同志社大学。「自由主義」「キリスト教主義」「国際主義」を掲げ、国際派大学の先頭を走ってきた。 しかし変わりゆく国際社会の中で独自の存在感を放ち続けるのは容易ではない。これからの社会でどのように独自性を追求していくか。 新たに学長の職に就いた松岡敬学長に話を聞いた。   同志社大学は、141年の伝統を誇る今出川校地と、広大な敷地に最新の施設を持つ京田辺校地の二つの校地を有する。松岡学長は両キャンパスを経験しつつ、京田辺キャンパスに拠点を置く学部から選任された初めての学長だ。 「伝統の今出川と