問題を先送りすると大きくなって破局が訪れるというのが、1990年代の不良債権で日本が学んだはずの教訓だが、今度の危機はそれより一桁大きい。変化を拒否した高齢者は、もっと大きな(好ましくない)変化のリスクを選んだのである。