1996年、中国河南省鄭州市の産婦人科医師、高耀潔(こう・ようけつ)は、鄭州武警医院の依頼で、42歳のある女性患者を診察した。40度に上る高熱が16日間も続き、口のなかは重度な潰瘍(かいよう)の症状が見られた。