安倍首相の考えているのとは逆に、世界も日本もまだ「バンカー」から脱却できない。欧米がバンカーでもがいている限り、日銀がどんなに勢いよくクラブを振っても何も起こらないが、欧米がグリーンに乗ったら金利が上がって国債価格が下がり、200兆円近い国債を抱える日銀は莫大な評価損を抱える。この危険な賭けを、日銀はいつまで続けるのだろうか。
「異次元緩和」のボールはグリーンに乗ったのか
アベノミクスの半年を検証する
2013.10.24(木)
池田 信夫
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