投資額増大中! 2018年のクラウドファンディング

さまざまな分野で活発化するファンマーケティング型資金調達法

松ヶ枝 優佳/2018.10.25

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「クラウドファンディング」という言葉は、もはや目新しいものではなくなってきた。特に企業からは、飛び道具的に使う目新しい手法としてではなく、マーケティング要素を兼ね備えた戦略性の高い資金調達法として注目されている。

 そこで今回は国内に存在する主なクラウドファンディングのプラットフォームサイトを調査し、出資者へのリターンの違いから「購入型」「寄付型」「投資型」の3つのタイプに分類したカオスマップを作成した。

クラウドファンディングとは?

 クラウドファンディングとは群衆を意味する「クラウド(crowd)」と資金調達「ファンディング(funding)」を掛け合わせた造語で、達成したい目的をもった企業や団体、個人がインターネット上のプラットフォームを使って不特定多数からの出資を募る資金調達方法のことだ。

 プロジェクトの起案者はプロジェクトの目的や資金の用途、マイルストーンなどを提示し、出資者に対して出資額に応じた何らかの見返り(リターン)を渡す。出資者はリターン目的の場合もあれば、純粋にプロジェクトを応援したいがために出資する場合もあるなど、様々なモチベーションを持っている。

 最近では、そもそも新しい製品やサービスにニーズがあるのかを調べるテストマーケティングの場としても活用されており、今後もさらなる盛り上がりが期待される市場だ。

 実際、矢野経済研究所が2017年9月7日に発表した国内クラウドファンディング市場の調査結果によれば、2016年度の国内クラウドファンディングの市場規模は新規プロジェクト支援額ベースで前年度比96.6%増の745億5100万円に拡大しており、今後も拡大基調が予測される。

 では、各タイプの特徴と注目すべきクラウドファンディングサイトについて見ていこう。