ヒトの体内では常に新陳代謝が行われている。そのおかげで組織は若々しく保たれる。一説によれば、ヒトの赤血球は1秒間に約300万個つくられ、その中にあり酸素運搬に関わるタンパク質のヘモグロビンは、毎秒約1000兆個もつくられているという。 ひとたびできたタンパク質は決して不変の存在ではなく、常に壊れては新しくつくり直されている。その仕組みが、オートファジーである。「壊れたタンパク質を細胞内にそのまま放置しておくと、ゴミとして溜まっていき不具合が起こります。そのような事態を招かないために、細胞内には不用品を回収して分解し、再利用できるものをリサイクルするシステムが備わっています。この一連のシステムを
オートファジー活性化で寿命を延ばす!専門研究所が誕生、細胞内のゴミをリサイクルする仕組みで老化抑制へ
「Scienc-ome」が照らす未来(5)オートファジーの研究、奈良県立医科大・中村修平氏
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