2022年2月のウクライナ侵攻を受けて、欧米日はロシアの主要行を国際銀行間通信協会(SWIFT)から排除した。これを受けてロシアの銀行の9割が、2022年末までに中国の銀行に口座を開設し、その口座を使って決済を行うようになったとされる。ロシアにとって、中国の銀行との取引は、欧米からの制裁逃れの手段になっていた。 ところが、2月7日、ロシアのビジネス紙ベドモスチは、中国の地銀である浙江長州商業銀行がロシアおよびベラルーシとの一切の取引を停止したと報じた。これ以降、ロシアとの取引を停止する中国の銀行が相次いでいるようだ。 ロシアのドミトリー・ペスコフ大統領報道官も、この問題がロシアと中国との間の懸