ドイツの連立与党である社会民主党(SPD)と同盟90/緑の党(B90/Grüne)、自由民主党(FDP)の3党は、4月15日に気候保護法の改正で合意に達した。 現在の気候保護法では、経済主体ごとに温室効果ガス(GHG)の排出削減目標が定められているが、これを改めて、経済全体でGHGの排出削減を目指すことになる模様である。 気候保護法の改正には、連立3位であるFDPの意向が強く働いている。 FDP出身のフォルカー・ウィッシング運輸・デジタル相は、現行法で運輸部門に課されたGHGの排出目標を達成するためには、週末に自動車の運転を禁止するしかないと主張した。つまり、それだけ非現実的な目標を課している
日照不足なのに太陽光発電を推奨するドイツの不合理、ロシア産ガス抜きと再エネで気候中立を目指す自縄自縛
【土田陽介のユーラシアモニター】非現実な目標を課している気候保護法の改正で合意したショルツ政権
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