北朝鮮は最近、金与正党副部長や崔善姫外相の談話で、外交的に日本に揺さぶりをかけてきている。 併せて軍事演習を写真などで見せつけ、威嚇を行っている。北朝鮮ではミサイル開発が進み、その脅威は増加している。 しかし、一方で通常戦力を使った演習を見ると、発表している内容と写真とでは大きな違いがあり、現代戦争を意識した実戦的な演習ではないことが分かる。 それらの実態について、空挺作戦演習を例にとって考察し、解説する。 北朝鮮が今年3月16日に公表した空挺(直訳では、「航空陸戦兵」)作戦軍事演習について、発表している内容と写真を見ると、勇ましく威嚇しているようだが、実際は作為的であり非実戦的なものである。