電通では、会社が、不退転の覚悟で全社員6000人以上の調査を断行しました。上記のような不満や疑問が各部門からあがりましたし、事務局に対してもかなり剣呑な意見が寄せ続けられました。 1カ月後、どうにかこうにかほとんどすべての社員の工程の棚卸しが終わりました。その結果を見て、社内の空気があきらかに変わりました。 自分たちが「業務」の名のもとに、知的作業のために活用していると信じてきた時間の多くが、じつはたんなる「作業」に費やされていたことがわかったからです。 電通では、部署ごとに数回ずつ社員ミーティングを開催しました。そこで「工程棚卸しリスト」を精査していきました。 工程のリストは全社で数万件にも
「そもそも会議の資料は印刷しなくていいのでは?」労働環境改革のため全社員6000人以上の調査を断行した理由
【鬼時短・第2回】《現場》の現状は絶対に否定してはいけない
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