小池氏が歩むべき新間氏の「正しい道」

 この当時、1993年の8月から翌94年4月までは、細川護熙を首班とする「非自民非共産連立政権」で、小池百合子さんは衆院鞍替えの政界3年目ながら「総務政務次官」に滑り込み、週刊ポストでは「ミニスカートの国会報告」連載で、毎回ミニスカート姿の写真を披歴します。

 選挙戦から「ミニスカートとハイヒール」を売り物にしていた小池候補でしたが、このとき御年41歳。いま冷静に考えると、そのイメージ操作ぶりに「?」が点灯せざるを得ないようにも思います。

「振袖、ピラミッドを登る」同様、こうしたコスプレで常に盛る傾向は、20代も40代も変わりなかったのでしょう。

 まあ、アラフォー女性がミニスカートを身に着けても別段、「ファッション盛りすぎで」問題になることはありません。

 しかし、学歴詐称はアウトでしょう。

 その結果「名誉学位」相当の書類集めなどに力が入ったらしい様子は、ほかの報道にも出ている通りですので、割愛します。

 田中角栄は「高等小学校卒業」を正面に打ち出し、昭和の平民宰相として政権首班に就きました。

「初の女性首相」にご執心と伝えられる小池さんです。ここは「本当は高校卒業後、大学は中退して実社会に出て苦労してきました」と、本当の自分をさらけ出して、改めて選挙などに臨んでみてはいかがでしょう?

 その間、いままでの強弁が虚偽であったことが判明すれば、いくばくかの法的責任は負わねばならないことでしょう。しかし、本当に実力のある政治家であれば、それらは克服できるでしょう。

 参院議員同期、新間正次氏と同様、本当の自分の姿を露わにし、みそぎを済ませてから、先の人生を歩むのが人の道として正解でしょう。

「この先」を目指すのであれば、学歴詐称問題への「最終決着」・・・カミングアウト・・・は、間違いなく、避けて通れない道になるはずです。