JBPRESS

新型コロナウイルスによるパンデミックのため、世界のビジネス環境は一変しました。ポスト・コロナ時代においては“人が動けない”ことを前提にした、デジタル技術を用いた企業変革がますます必要となって参りました。

各企業において直面する課題への対応とともに、新しい商流・商慣習を見据えた上での、今後の企業変革のロードマップを検討することが重要になります。

JBpressではこの度、ポスト・コロナ時代における重要な課題である顧客接点の強化、業務サービスコストの削減、人間系接点の削減による省人化の加速、リスク管理体制強化をテクノロジーで実現していくための参考にしていただくべく、企業の経営者・管理者の皆さまを対象に、3回シリーズのセミナーを企画いたしました。

第3回目のテーマは、新しい生活様式・働き方に対応した「サイバーセキュリティー変革」です。世界や日本で、自社や関連する業界がどのようなサイバー脅威にさらされているのか、その緊急度はどのくらいなのか、またどのような被害を受けることになるのか、常に最新の脅威情報で知識をアップデートしておくことが重要です。

そして、以前からセキュリティー人材の不足が叫ばれていましたが、ポスト・コロナの時代を見据えて自社のセキュリティー対策や運用のあり方をAIなどの最新テクノロジーを活用することでより効率的かつ効果的に変えていこうとする取り組みが始まろうとしています。

自社のセキュリティー戦略・対策・運用の変革を担う皆さまに向けて充実したプログラムをご用意しております。この機会にぜひご参加ください。

開催概要

日時 2020年6月30日(火)
16:30〜18:20(16:00からログイン可能)
主催 株式会社日本ビジネスプレス(JBpress)
協力 日本アイ・ビー・エム株式会社
受講料 無料(事前登録制)
受講対象者

経営者、役員の方々
CISO、情報システム部門などセキュリティ対策を推進される方々

※ご応募多数の場合は、回線の関係上、抽選とさせていただく可能性がございます。抽選結果はメールでのご連絡をもって代えさせていただきます。

好評につきお申込み受付を終了いたしました。
たくさんのお申込み、誠にありがとうございました。

プログラム

時間 講演者 タイトル
16:00  

ログイン可能

16:30〜
纐纈 昌嗣 氏

纐纈 昌嗣 氏日本アイ・ビー・エム株式会社
セキュリティー事業本部長

1987年に京都大学大学院工学研究科修了後、日本電気株式会社に入社しソフトウェアの開発と事業アライアンスに従事。その後サン・マイクロシステムズ株式会社のストレージ事業本部長、プロダクトマーケティング本部長、アクセンチュア株式会社でデータセキュリティ担当のパートナー、レッドハット株式会社で常務執行役員パートナー統括本部長を歴任。セキュリティー製品のソフォス株式会社で代表取締役社長、統合ログ管理製品のSplunk Japanではカントリーマネージャーを務め2017年12月1日付で執行役員IBMセキュリティー事業本部長に就任。

オープニング(挨拶)

 
冨田 貴之 氏

冨田 貴之 氏日本アイ・ビー・エム株式会社
セキュリティー事業本部
X-Force & Security Intelligence

2013年にIBMへ入社し、シングルサインオン基板の構築やIDS/IPSの導入によるSOC構築支援に参画。その経験を踏まえて2015年から金融機関や証券会社の海外拠点等に対する脆弱性診断やペネトレーションテストの技術責任者として従事し、さらにインシデントレスポンスの分野でデジタルフォレンジックにもアナリストして参画した。脆弱性診断・ペネトレーションテストでは主にプラットフォームやWebアプリケーション、モバイルアプリケーションを専門としている。これらの業務に従事した知見から近年は脅威インテリジェンスに注目しており、組織において効果的に活用するための方法を模索している。CISSP資格保有者。

セッションⅠ IBM X-Force 脅威インテリジェンス・インデックスから学ぶ昨今の脅威と対応方針

脅威インテリジェンスは自組織に対する脅威を理解し、適切な対策を効率的・効果的に行うための助けとなっています。本講演の前半ではIBM X-Forceが提供している「脅威インテリジェンス・インデックス2020」をもとに昨今の組織がどのような脅威に晒されているのかを解説します。後半では脅威インテリジェンスの有効活用によって、昨今の脅威に対してプロアクティブ・リアルタイムに対応しセキュリティーを強化するための考え方を述べます。

 
永瀬 啓太 氏

永瀬 啓太 氏沖縄科学技術大学院大学(OIST)
CIOオフィス 最高情報セキュリティ責任者(CISO)

欧州ソフトウエア最大手企業、欧州と米国の金融機関を経て2015年より現職。グローバル企業で情報セキュリティー組織の立ち上げ、ポリシーの策定、サイバーセキュリティー・プログラムの導入と監督、リスク管理、システム監査、サイバー攻撃・内部不正に対するSOCの立ち上げとインシデント・レスポンスなど幅広い実務経験を積む。現職では、最新の技術を情報セキュリティー対策に取り込み、最小人数で組織の安全を維持すべく奮闘中。IBM Champion for Security を受賞。(2020年)

セッションⅡ CISOの視点:サイバーセキュリティー実務でのAI活用〜運用における効果と課題

情報セキュリティーの脅威が複雑巧妙化し懸念が増え続け、その脅威はすべての企業や組織に向けられています。その一方で、対応するセキュリティー分野の人材不足も深刻になっています。OISTでは脅威のリアルタイム検知を最優先課題と捉え、SIEM として IBM QRadar on Cloud を導入し、Watson による AI技術の活用して運用の効率化を図っています。情報セキュリティーの品質を保ち効率的な体制を構築する際の課題を洗い出すとともに、AI で情報セキュリティーの課題がどう解決されたかを実務経験をもとに説明します。

 
坂江 敦基 氏

坂江 敦基 氏株式会社ピーエスシー
セキュリティ&マネージド事業部
執行役員 部長

2001年PSC入社。大手SIerをはじめ流通、金融の大手企業でソリューションコンサルティングの構築実績多数。データセンター移設、仮想化サービスなど数々の新しいサービスを立ち上げITサービス事業部長、ソリューションサービス事業部長を歴任。2010年度からSaaS、iDCサービスなどを扱うクラウドサービス事業部責任者を経て2013年度 IBMセキュリティ製品を中心としたセキュリティ事業の立上げを行う。2015年よりIBM Qradarを自社サービスに取り入れ、構築から運用までを提供スタートしている。IBM Champion for Security を受賞。(2020年)

セッションⅢ 今こそIBM QRadarが企業に必要とされる ~効率的かつ効果的な運用とは~

IBM QRadarは拡張性が高く、高機能でありながらインターフェースが直感的という優秀なセキュリティツールですが、その一方でそれを便利で強力なツールとして威力を発揮させるためにはある程度の準備が必要です。そのため、利用方法を単なる監視ツールとして考えて導入したり運用をしていると、機能を十分使いこなせない可能性があります。本来、検知したアラートが企業の重要データに影響を与える可能性があるかを判断したり、検知から多角的に調査、分析を行い、素早くレポーティングを行うことに威力を発揮します。本セミナーでは実際の運用事例をもとに必要なタスクと、運用時の効果的な使い方についてお話します。すでに導入済みの企業様向けには運用時の使い方の参考になるように実践的なルールの説明を行い、これから導入を検討している企業様向けにはQRadarがセキュリティ対策にどれほど役に立つかを実感いただけるように実例をもとに説明します。

〜18:20

纐纈 昌嗣 氏日本アイ・ビー・エム株式会社
セキュリティー事業本部長

クロージング(ラップアップ)

※講演内容・タイムテーブルは変更になる可能性があります。あらかじめご了承ください。

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