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Japan Innovation Review | <PR>– 2023.11.29

ウェルビーイング(well-being)とは、心身ともに充実した状態を指す。ストレスフルな現代社会において、「幸せに生きること」と「仕事の生産性を高めること」は、一見相反するようにも見える。だが、ユニリーバ・ジャパンの人事総務部長として先進的な人事施策をリードし、2022年に独立した島田由香さんは、「ウェルビーイングを高めることこそが、生産性の向上につながる」と語る。

モチベーションは、上げるものではなく、
自然と”上がっちゃう”もの

人は誰かの一言で急に力が湧いてきて、想像以上の成果を生み出すことがある。この現象を引き起こすのが「モチベーション」だと知ったのは、島田さんが大学生のときだ。あなたも誰かのモチベーションの源になれるんだと伝えたい――人事を目指すきっかけとなる出来事だった。

島田さんは、「モチベーションは上げるものではなく、自然と上がっちゃうもの」と断言する。

株式会社YeeY 共同創業者 代表取締役 一般社団法人日本ウェルビーイング推進協議会 代表理事 島田 由香氏

株式会社YeeY
共同創業者 代表取締役
一般社団法人日本ウェルビーイング推進協議会 代表理事

島田 由香

「私たちの感情は、ちょっとしたことで上がったり下がったりします。気持ちが上がると、いろんなところにポジティブに作用して、自然とモチベーションも上がる。だから、『もっと生産性の高い仕事をしよう』と声をかけている経営者がいたら逆効果。なぜなら、そんなふうに言われたら、今までの頑張りを否定されたようで嫌な気持ちになりますよね」

カリフォルニア大学のソニア・リュボミアスキー心理学教授によれば、幸せを感じている人はそうでない人より生産性が30%高く、営業成績は37%高い。さらに創造性は300%も高いという。つまり、経営者がすべきは、社員を幸せな状態にすること。そして、社員を幸せにするには、経営者自身が「いい感じ」でいる必要がある。

「自分は何が好きで、何が嫌いで、どんなときにやる気が満ちて、どんなときにムカッとするのか。”自分に気づくこと”が、ウェルビーイングの第一歩です」

結果が悪かったのは、
本当にテレワークのせいですか?

コロナ禍で一気に浸透したテレワーク。しかし、2023年8月に発表された日本生産性本部の調査によれば、テレワーク実施率は15.5%と、2020年5月の初回調査以来最低となった。島田さんは、画一的なオフィス回帰に警鐘を鳴らす。※公益財団法人 日本生産性本部:第13回 働く人の意識調査:
https://www.jpc-net.jp/research/assets/pdf/13th_workers_report.pdf

「『テレワークはコミュニケーションが取りにくく、生産性が低下したので出社に切り替える』という声を聞きます。そう言う人は、リアルでも人のことをよく見ていないのではないでしょうか。そもそも信頼関係がないから視界に入れて監視したくなる。社員一人ひとりと対話し、『仕事を通して何を実現したいのか』『組織から期待されていることは何か』を共有した上で、信じて委ねる。サボらせないようにするのではなく、一人ひとりが情熱を傾けられる状態かどうかをマネジメントするのです」

「あの人がいるとチームがうまくいく」
そんな人の3つの共通点

信頼関係を構築するには良質なコミュニケーションが不可欠だ。島田さんは、「あの人がいるとなぜかチームがうまくいく」と言われる人の振る舞いを観察し、3つの共通点に気づいたという。

一つ目は、「向く」。例えば、社内で呼び止められたとき、相手に顔を向けるだけではなく、真っ直ぐ身体を向けて正面から受け止めようとするのだという。「そんなこと?」と思うかもしれないが、1on1のようにじっくり向き合うための時間でさえ、他の会議や明日のプレゼンが気になって「心ここにあらず」な人が多いのではないだろうか。

2つ目は、「聴く」。これは傾聴に近い。いま何に困っていて何を求めているのか、声色にも耳を澄ませ、表情や体の動きを読み取り心を通わせる。島田さんは、オンライン会議で悩みを打ち明けられると、互いに画面を消すこともあるという。全身全霊で相手に耳を傾けてみることで初めて得られる情報もあり、コーチングの幅が広がったそうだ。

3つ目は、「伝える」。「言った」と「伝わった」は全くの別物。大切なことは、プレゼントを手渡しするかのように、相手にきちんと届ける必要がある。島田さんは「私の話、〇〇さんはどう思った?」など、相手が応えやすい言い方で確認するようにしているという。

向く・聴く・伝える――島田さんはこの3つを常に意識できるよう、「む・き・つ」と呼んでいる。どれも基本的なようだが、ついおざなりにしてしまうことも多いのでは。信頼とは小さなことの積み重ね。島田さんは、特にリーダーは意識するべきだと語る。

「リーダーの機嫌はチームの生産性に影響します。ピリピリしているのが伝わると、『今日は相談するのをやめておこうかな』となりますよね。だからといって作り笑いをする必要はありません。リーダーだって完璧じゃない。キツいときは先に言ってしまえばいいんです。『今日はため息をついちゃうかもしれないけれど、みんなのせいじゃないから気にしないで』って」

リーダーが弱さを見せることは、バルネラブル リーダーシップと言って、仕事を越えた真のつながりを生むと言われている。また、リーダーが自分らしさを貫くことをオーセンティック リーダーシップと言い、フォロワーが出現しやすくなるという。島田さんは、「これらを単にテクニックとして捉えてほしくはないが」と前置きした上で、リーダー自身のウェルビーイングを意識することが、チームに良い影響をもたらすと語る。

「弱さや脆さを見せるには勇気がいりますよね。そんな自分を見せても大丈夫と思える自分であることが出発点。やはり、”自分に気づくこと”から全てが始まるんです」

島田 由香氏

一次産業ワーケーション®︎がもたらす、
ウェルビーイングの連鎖

島田さんは今、和歌山県みなべ町を拠点に、地域と都市部の人々をつなげる「一次産業ワーケーション®︎」を展開している。2021年の冬、初めて訪れたみなべ町で梅農家の労働力不足を目の当たりにし、関わる全ての人のウェルビーイングを高める「梅収穫ワーケーション」のアイデアが浮かんだという。

ワーケーションの利点は挙げたら切りがない。人は美しい景色を見るとポジティブな感情が湧いてくる。ポジティブな感情はウェルビーイングが高まる要素の1つ。ウェルビーイングが高い人はパフォーマンスが高く、創造性が高い。つまり、ワーケーションによって生産性は確実に上がるのだ。

図 Well-being(継続的幸福)を高める5つの要素 提供:島田 由香さん

ワーケーションに欠かせないのは、クラウドサービスなどのITツールだ。

「使った瞬間、『求めていたのはこれだ!』と感動しました。複数人が同時に編集でき、前のバージョンの資料を更新していたなんてストレスもない。多くのプロジェクトを同時進行しているとファイルを探すだけでも手間ですが、リンクさえ分かっていれば、スマホですぐにアクセスできるのもいい」

普段は3時間かかる仕事が2時間で終われば、その時間で美味しいものを食べたり、地域の人と話したり、仕事を手伝ったり、過ごし方が変わってくる。そこから新たなビジネスに発展することもある。

実家や地元以外の地域にも守りたい人がいる――みなべ町で起きているウェルビーイングの連鎖が全ての地域で起きていけば、この国の可能性はもっと広がっていくに違いない。

島田 由香氏

ワーケーションのように柔軟な働き方を実現するには、2つのポイントがある。

1つ目は使い勝手の良いPCだ。Chromebook は電源を入れてから約10秒で起動し、すぐに仕事を始められる。島田さんの言う通り、人はちょっとしたことで気持ちが下がってしまう。ChromeOS 搭載の Chromebook なら余計なストレスを排し、モチベーションの維持を助けてくれるはずだ。

2つ目はセキュリティだ。ChromeOS は、多層防御の原則に基づいて標準搭載されたウイルス対策機能により、別途ウイルス対策ソフトや監視ツールを導入することなく高いセキュリティを維持できる。また、自動更新や確認付きブートによって、ユーザーは常に最も安全な状態で Chromebook を利用できる。

柔軟性と安全性に優れた包括的な職場環境を構築することが、従業員の生産性を高め、ウェルビーイングを実現させることにつながるだろう。

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