嗜好品という言葉を調べると、「栄養をとるためではなく、その人の好みによって味わいを楽しむ飲食物」とある。この用語は、1912年の雑誌『太陽』に掲載された短編小説「藤棚」の記述によるという。その代表格が、酒、コーヒー、たばこであろう。とりわけたばこは、大人だけが嗜める息抜きの代名詞であった。そんなたばこも時代とともに進化し、現代では従来の紙巻きから電子へと移行しつつある。そして、その進化は著しく、たとえばブリティッシュ・アメリカン・タバコが発売する加熱式たばこ「glo」では、ひとつベースとなるデバイスを持つと、10種類を超えるフレーバーが楽しめるのだ。ここでは、日頃からタバコを嗜む2人のクリエーター、フォトグラファーの有高唯之さんとスタイリストの櫻井賢之さんに登場いただき、仕事について、ライフスタイルについて、そして、息抜き、気分転換について語り合ってもらった。もちろん、それらの時間におけるたばこの存在についても。

  • 有高氏はglo™ proを、櫻井氏はglo™ nanoを使用しており、それぞれの特徴を語り合っていた。

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オリジナリティの表現

 まず断っておくが、この2人はこの日が初対面である。今回、櫻井氏の撮影を有高氏が担当。朝からの撮影の中で軽く会話をしており、打ち解けた状態からこの対談はスタートしている。だから、いきなり話は仕事の核心の部分からスタートした。


櫻井オリジナリティってカメラマンの方が表現できると思うんです。この仕事をずっとしてて、ぼくは元編集者だったんで、原稿書いたりもしたし、自分なりの表現でオリジナリティはもちろんあると思ってます。ただ最終的な雑誌づくり、画作りをしていく上で、スタイリストはその一部にしかなれないような気がするんですよ。

有高雑誌や広告の仕事では、モデルやタレントに、スタイリストが着せて、メイクして、はじめて成立する。僕にとっても、それは個人の作品ではないじゃないですか。そこは一緒ですよ。いまライフワーク的に皆既日食を撮っているんですが、それは個人で完結しますね。

櫻井そういう自分だけの表現とか、やりたいことが出来るじゃないですか。スタイリングって、そういうのはなかなか難しくて。

有高自分で服を作るとかは興味ないんですか?

櫻井ステージ衣装は作るんですよ。ライブのときに。それもゼロからはできない。パタンナーがいたり、いろんな役割の人が関わってひとつになる感じなんです。線を引いて、裁断をして、縫製して、形にするのはひとりじゃ出来ないです。でも、チームを組んで仕事をすること自体は、楽しいんですよね。

有高仕事の時はやっぱり共同作業なんです。もちろん個人的には、最終的にはこういうふうにしたい、というのはありますけど。すべて自分の意見が通らない分、プライベートで自分の好きなものを撮っているんです。今回出す写真集なんかはそうなんですけど、その2つがなければバランスはとれないですね。

有高唯之写真家

1971年生まれ 石川県金沢市出身 名古屋、広島、新潟、東京育ち 逗子在住
ポートレートを主にSWITCH、Barfout、BRUTUSなどのカルチャー誌でキャリアをスタートし、雑誌、広告、CDジャケット、WEBなど様々な媒体で国内外のミュージシャンやアーティスト、俳優、女優、財界人、政治家などを撮影している。
2009年にはSTUDIO VOICE「日本の写真家100人」に選出され、ライフワークとして撮影を続けている皆既日食を追った写真展「NAVEL」を東京・南青山のPLSMISで開催し好評を博す。
2016年12月には文化庁の文化芸術推進事業で神奈川県三浦市の人々を展示したポートレート展「三浦の人びと展」では、一次産業に従事する方々を中心に全作品の写真を担当し、2018年には初写真集「南端」をアタシ社から上梓。

櫻井コマーシャル的なものと写真集は、やっぱり違いますよね。

有高広告的なことをやらないと食べていけないし、写真集もやりたい。そのバランスですね。

櫻井ライフワークで作品を撮ったり、写真を撮り続けてるのって、やっぱりいいなって思います。もちろん、それが商業的なことで繫がれば一番いいんですけど。

有高しぶとくやり続けてると、商業的に考えてくれる人が出てきますよ。

櫻井作品にしてやろうとか?

有高その写真を使いたいとか。

櫻井それは表現方法にオリジナリティがあるからでしょう。皆既日食を世界各国に行って撮る人って他にいます?

有高いないと思います。見に行ってる人はたくさんいますけど。

櫻井どれくらいの間隔で行くんですか?

有高大体2年に1回くらいです。陸地じゃないと駄目なので。いま5カ所くらいですね。アフリカ、トルコ、ロシア……。日本は雨で撮れなかった。一昨年、アメリカのオレゴンで撮ったんです。一度個展はやったので、いつかまとめて写真集にしたいんですよ。

いかに相手に喜んでもらえるか

櫻井僕たちの仕事はサービス業だと思うんです。いかに相手に喜んでもらえるか。役者さんでも、着る服でテンションが上がったりとか。雑誌とかは編集部の要望が強いこともありますけど、そういうのは意識してますね。

有高一緒ですね。撮られる人が、今日写真を撮ってもらってよかったな、と思える1日にしたいんです。だから現場の雰囲気をすごく気にしますね。とくに昨年「南端」という三浦半島の第一次産業の人たちを撮った写真集を出したんですが、みんなもの凄く喜んでくれて。なおさら格好よく撮ってあげようと思いますね。

櫻井僕は人が喜んでくれたり、感謝されたりすると、やっぱり嬉しいんです。それがこの仕事をやる上でのモチベーションになっていますね。

櫻井賢之スタイリスト

1971年、東京生まれ。ファッション誌編集部員を経て2001年よりフリーランスのスタイリストとして活動を始める。現在はレディスを含めメンズファッション誌から広告に加え、音楽や芸能シーンとマルチに活動の幅を広げている。クラシックからモードまでの幅広い知識から構築する、洗練されたスタイリングに定評がある。

有高ところで、櫻井さんはなぜスタイリストになったんですか?

櫻井もともとライフスタイル誌の編集部にいたので、文章を書くのは嫌いじゃなかったし、フリーになる時はファッションジャーナリストも考えたんですが、原稿は書いても書いても時間がかかって終わりが見えない。書いたのを見直すと、やり直そうかな、と思ったり。原稿書くのがしんどかったんですよ。締め切りも嫌でしたし。それでスタイリストだけにしようと思ったんです。

有高僕も何度か雑誌に書いたことがあるんですが、写真と真逆ですよね。やり直しがきくし。

櫻井しかし、写真を撮ってる時の集中力ってスゴいですよね。もう世界に入っちゃってる。

有高だから写真撮ってる時は、たばこを吸いたいと思わないですよ。撮り終わると吸いたくなりますけど。

櫻井僕もスタイリングを組んでる時は吸わないです。構成を考えてる時とかには吸いますけど。


 ここで少し、加熱式たばこgloについて説明しておきたい。

 gloは、たばこを燃焼させるのではなく加熱する、加熱式たばこだ。基本、デバイスと呼ばれる本体とglo専用スティックを組み合わせることによって、味わいを得ることができるのだ。

 この加熱式たばこは、強いニオイを発しないのが大きな特長。専用スティックには、10種類を超えるフレーバーがあり、隣にいると、そのフレーバーの香りが仄かに漂ってくる感じなのである。この対談時は、ちょうどベリーを吸っていたので、やや甘い薫りの中で対話は続けられた。

フレーバーは替えますか?

櫻井gloはフレーバーがたくさんありますけど、替えたりします?

有高ひとつ気に入ると、それしか吸わないです。気に入ったものが見つかると、そればかり吸ってます。

櫻井僕も紙巻きの時はずっと同じのを吸ってたんですけど、加熱式はコロコロ替えてます。加熱式たばこは、いろいろ試したくなるんです。当然、お気に入りはできますけど。

有高加熱式は、紙巻きとは感覚が違いますね。

櫻井それに加熱式はニオイが付かない。僕が加熱式に替えた理由はそこです。手にニオイがつかないし、服にもつかないのは大きいです。

  • 櫻井編の撮影を有高氏が担当。櫻井氏の事務所近くを流れる目黒川周辺をロケした。立場は変われど、撮影慣れした2人なので、とてもスムーズに進行した。

有高僕はオフタイムに飲みながら吸うことが多いですね。本数もだいたい15本くらいですし。

櫻井僕はゆっくりたばこを吸うってことがないんですよね。クルマの中でとか。あと、撮影のときは待ちが多いですからね。被写体ありきなんで。まだ駄目だな、と思うと待つので、そこで吸ったりします。有高さんは、glo proを吸ってるんですよね?

有高そうなんです。これ、ブーストモードにすると、結構きますよ。ガツンと。

櫻井僕はglo nanoを吸ってたんです。軽量だし、違和感なく吸えたので。glo proは握った感覚がライターに似てて、握りやすいかも。親近感がありますね。有高さんは、お酒は何が好きなんですか?

有高日本酒が好きですね。いま2つの蔵のプロデュースをしているんですよ。それから、先月オープンしたばかりなんですけど、金、土、日だけ、鎌倉で立ち飲みサロンをやってます。鎌倉で一番古いバーだったんですが、そこを受け継いで。主に妻がやってまして、ぼくも出来る時はそこにいます。そこにいま関わってる蔵の日本酒も置いているんですよ。お客さんは、物書きの人とか、画家とか、そういう人が多いです。なんかひとつ箱持つといいですね、そこに来てくれるから。

櫻井今度、行きます。僕も何か見つけないとな。

有高何か一緒にできればいいですね。

glo™ pro

かつてない喫煙体験!

このglo™ proシリーズには、10秒で加熱温度が一気に上がるブーストモードがglo™史上初めて搭載され、他では味わえない吸いごたえに。通常モードと併用することで、気分やシーンにあわせて、使い分けることができる。また、人間工学に基づいたデザインは、見た目以上に、持ったときの心地良さがある。約90分でフル充電し、一日中使用できる。

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※フル充電した場合の使用回数。
使用状況により回数が変動する場合があります。

glo™ nano

持ち歩くには最適!

glo™ シリーズのデバイスの中で、もっともコンパクトサイズ。しかも、もっとも軽くて、充電時間を短縮している。スマートなフォルムも含め、持ち歩くには最適なデバイスといえるだろう。このモダンなデザインのglo™ nanoには、ネイビー、ホワイト、レッド、ブルーという4つのカラーが用意されており、場所やコーディネイトによって使い分けが出来るのも魅力だ。フル充電で、約10回連続※の使用が可能。

glo™ nanoの詳細はこちら

※フル充電した場合の使用回数。
使用状況により回数が変動する場合があります。