それ以前から、シジュウカラの鳴き声がほかの鳥の鳴き声と比較してバリエーションに富んでいるということが気にかかっていました。「どうしてこんなにたくさんの種類の声を出すのだろう」という素朴な疑問から研究がスタートしました。 研究を進めていくと、どうやらシジュウカラは特定の状況に応じて鳴き声を使い分けているようだということがわかってきました。 ヘビが来たときは「ジャージャー」、餌を見つけたときは「ヂヂヂヂ」、タカを見ると「ヒヒヒ」。鳴き声が、ただ感情を表すだけではなく、きちんとした言葉になっているのではないかと考えるようになりました。 僕はこの5種類のカラ類の鳴き声は一通り録音していますが、やはりシ