中欧で政治的ポピュリズムを抑え込もうとする戦いは時折、「もぐら叩き」のゲームのように見える。ある国でポピュリズムに蓋をするや否や、別の国で飛び出してくる。 最新の例がスロバキアだ。 ポーランドの新政府が前の政府の保守ナショナリストのレガシー(遺産)を拭い去ろうとする傍らで、スロバキアのロベルト・フィツォ首相は非自由主義的な政策を次々導入している。 ここ数日、フィツォ氏はウクライナに批判の矛先を向け、同国政府のことを米国の操り人形と揶揄した。 フィツォ政権の文化相は、クレムリンによるウクライナ侵攻後に停止されていたロシアとベラルーシとの交流関係の修復を発表した。 そして何より、フィツォ氏はハンガ