来年1月13日に行われる台湾の総統選挙まで、残り約2カ月となった(就任は5月20日)。「美麗島電子報」が11月2日~6日に行った67回目の支持率調査によれば、与党・民進党の頼清徳(らい・せいとく)主席(副総統)35.6%、野党・国民党の侯友宜(こう・ゆうぎ)新北市長22.2%、第二野党・民衆党の柯文哲(か・ぶんてつ)主席16.9%、無所属の郭台銘(かく・たいめい)ホンハイ(鴻海精密工業)元会長6.9%となっている。 何としても蔡英文(さい・えいぶん)総統の後継者である頼清徳副総統に勝ってほしくない中国は、①郭台銘候補の出馬取り下げ、②侯友宜候補と柯文哲候補の一本化を、「遠隔操作」のように画策し