フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、パートナーシップについて話そうとロシアのウラジーミル・プーチン大統領に何年も声をかけていた。 2019年の夏にはプーチン氏を南仏コート・ダジュールの大統領別荘に招くことまでして、「ロシア・欧州連合(EU)間の安全保障と信頼の新たな構造」を作る議論をしたいと持ちかけた。 プーチン氏は当惑した。 マクロン氏がこの件について、ほかの欧州首脳に事前に話をしていなかったからだ。 そこでプーチン氏は「ほかの首脳を何とか説得できると思っているのか」と尋ねた。 ロシアが昨年ウクライナに侵攻した後、ドキュメンタリー作家のガイ・ラガチェ氏はマクロン氏に「大統領はプーチンと
かつてプーチンに譲歩した西側諸国、いずれまた同じことをする
各国がロシア大統領を誤解する「事情」
2023.11.7(火)
Financial Times
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