ロシアとウクライナはともに、来年3月に大統領選挙を実施することになっている。独裁的なロシアは予定通りに進める。 だが、民主主義国のウクライナにとっては、ロシアの攻撃の脅威に絶えずさらされ、戒厳令の制約があるなか、事ははるかに複雑だ。 来月予定されていた議会選挙はすでに事実上中止された。 戦争が長引く展望はウクライナに難問を突きつける。国の指導者への負託を新たにするまで、どれくらい待つことができるのか。 安全保障やロジスティクス、法律上の障害にもかかわらず選挙を実施することによって、国の民主的な資質を証明するべきなのか――。 西側の一部の政治家はそうすべきだと考えている。 欧州評議会の議員会議を