米財務省は23日、官民共同基金の設立を軸にした、金融機関保有の不良資産買い取りプログラムの詳細を発表した。事前に断片的に報じられていた内容に沿ったものだったが、米国では好意的な受け止めが大勢のようで、NYダウは前週末比+497.48ドルという今年最大の上げ幅を記録。終値は7775.86ドルになった。だが、筆者の感想を率直に述べると、「実効性は不透明で、この日の米国株は期待先行で上がり過ぎ」である。