平日の午後、見慣れないスポーツを楽しんでいる人たちがいる。屋外の運動場に背の低いバスケットボールのゴールが2つ置かれ、それぞれのゴールの前に並んだ2つのチームがシュートを決めた数を競っている。一見するとバスケットボールの一種だが、ドリブルなど激しい動きは不要で、誰でも手軽に参加できそうなスポーツだ。 ここは足立区総合スポーツセンター内にある「スペシャルクライフコート」と呼ばれる施設だ。開催されていたのは障害のある人を対象としたスポーツ教室で、この日は区内の事業所で働く精神障害のある人たちが、複数のスポーツを楽しんでいた。 指導しているのは、区と協定を結んでいるJリーグ東京ヴェルディのスタッフ。
稼働率8割、オランダとの交流が生んだパラスポーツ専用施設を訪ねてみた
東京2020の競技会場が1つもなかった足立区に生きるレガシー
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