[ウクライナ南部ザポリージャ発]アゾフ海に面したウクライナ南東部の港湾都市マリウポリのアゾフスタリ製鉄所が陥落して20日で1年。露国防省は昨年5月、ウクライナ軍やアゾフ連隊の兵士ら2439人が投降したと発表したが、これまでに帰還できたのはわずか約500人。帰還できても兵士たちは心的外傷後ストレス障害(PTSD)に苦しめられている。 アゾフスタリ製鉄所に立て籠もった兵士たちの妻や母、家族の会「鋼鉄の女性」はたった4人でスタートし、4000人に膨れ上がった。代表の1人、ナタリア・ザリツカさん(37)の夫ボフダンさん(32)はアゾフ連隊司令官だった。昨年5月、軍の命令で武器を捨てて投降、捕虜になった。
マリウポリ陥落で露軍の捕虜となったアゾフ連隊司令官が見た「地獄の収容所」
兵士の帰還は第一歩、「普通の生活」取り戻す第二の闘いの長く困難な道
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