ウクライナでの戦争の歴史が書かれる時、南アフリカのシリル・ラマポーザ大統領が先日発表したアフリカ諸国による和平調停団が脚注にも入らないと考えてまず間違いないように思える。 最近では調停を名乗り出る国が多々あり、南アはいずれにせよ、ウクライナとの仲介役として信用されるにはロシアと親しすぎると見られている。 だが、ポスト一極世界の台頭の歴史が書かれる時には、難題に挑もうとしたアフリカの首脳たちは言及に値するだろう。 アフリカ6カ国の国家元首が欧州の戦争の前線を行き来するという考えは、西側諸国がアフリカで重ねた介入との見事な対比になるだけでなく、「グローバルサウス」の国々が強める自己主張、そして自分