ウクライナ戦争は停戦の見通しも立たないまま、戦闘が続いている。そのような中で、5月19日から広島で主要先進国首脳会議(G7、サミット)が始まった。政府債務上限問題で訪日しない可能性まで示唆されていたバイデン大統領も参加した。 しかし、G7が対ロシアで結束しても、それが直ちに停戦に結びつくわけではない。そのような中で、注目に値するのが中国の動きである。 中国の李輝ユーラシア事務特別代表は、16、17日にウクライナを訪れ、クレバ外相やゼレンスキー大統領と会談した。 クレバ外相は「ウクライナの主権と領土の一体性を尊重した平和回復の原則」を説明し、ウクライナが領土を失うことや、「紛争の凍結」を含む提案