「弱者のための政治」を掲げ、「庶民に寄り添う政党」を自任する韓国の進歩政党「共に民主党」から金銭スキャンダルが絶えない。 党代表を選出する選挙の過程で、議員と党員に現金入りの封筒を配った疑惑で宋永吉(ソン・ヨンギル)前党代表と側近らが検察の捜査を受けているさなかに、今回は「庶民派政治家」を標榜している青年政治家が数十億ウォンの仮想通貨(暗号資産)を保有した事実が暴露され、韓国社会を揺るがしている。民主党内では曺国(チョ・グク)事件のような「国民的反発」が起きかねない事案だという心配が出ているという。 巨額の仮想通貨保持が判明したのは共に民主党の金南局(キム・ナムグク)議員(41歳)である。 金議